天然パーマやクセ毛の方が白髪より目立ってしまうと、縮毛矯正と白髪染めは同時にやって良いのか疑問を持つ方もいるでしょう。両方を一度にやると髪のダメージがかなりかかりそうなイメージがありますから、迷っている方も多いでしょう。白髪染め、縮毛矯正はどのようなタイミングですべきかを紹介します。
白髪染めと縮毛矯正を同時にするリスク
髪や頭皮へのダメージで考えると、白髪染めと縮毛矯正は同時にやらないのが一番です。長年同時にやってきた人のなかには、髪がすごく傷んできたのを実感したり、白髪染めの色自体も早く落ちると感じる人も多いのです。 同時にやらないほうが良い理由は、縮毛矯正のパーマ液と、白髪染めの薬剤ではどちらも髪や頭皮を傷つける恐れがあるからです。それをWでやってしまえば、髪や頭皮へのダメージは相当なものだと予想できます。現に市販されている白髪染めのパッケージにも、白髪染めとパーマは同時にやらないでください、と書かれています。 同時にやることで髪のキューティクルが剥がれやすくなり、段々と手触りが悪くなったり、毛先に枝毛ができてパサつきが増えてきます。白髪染めにとっても髪のダメージは避けなければならず、髪が傷んでキューティクルが乱れている状態に使用しても、持ちが悪いと感じられます。
白髪染めと縮毛矯正はどちらを先にするのが良い?
髪や頭皮のためには2週間くらい期間をおくのが理想的ですが、続けてやらなければならない場合は、最低でも48時間は置くようにしましょう。この方法なら、短期間に続けて白髪染めと縮毛矯正ができるようになります。 48時間置いて両方の施術をする場合は、先にやる順番は縮毛矯正、次に白髪染めが理想的です。白髪染めをしてから縮毛矯正をしてしまうと、せっかく髪の内部に閉じ込めた色素が流れ落ちてしまい、白髪染めの持ちが悪くなってしまうからです。 縮毛矯正では1剤と2剤を使用し、1剤でまず髪のシスチン結合を切断し、2剤でもとにもどしています。シスチン結合とはシステイン2分子が結合した状態で、クセ毛の人は結合がずれている状態ですので、一度離してもう一度くっつける薬剤の使用が必要です。この薬剤で髪を構成するシステイン結合が離れてしまうため、白髪染めの色を落さないように最後にやるのがポイントです。 白髪染めと縮毛矯正を48時間空けてやる場合は、縮毛矯正の後にトリートメントをしてもらい、髪のダメージをできるだけ防ぐようにしましょう。髪が傷んでいる状態では、白髪染めの色素が入っても定着しにくく、洗髪のたびに流れ落ちてしまいます。髪が傷んでいる状態とは、キューティクルが開いて中の潤いがどんどん逃げている状態ですから、当然白髪染めの色も長く保つことはできません。
同時にしたい場合には
白髪染めと縮毛矯正を同時にやりたい場合は、白髪が伸びてきた箇所のみをリタッチしましょう。この方法なら、頭皮に近い部分のみに白髪染めをすることとなり、髪全体のダメージを減らすことができます。それでも、白髪染めは2ヶ月に1回くらいは、髪全体への染め直しをしなければならず、一番良いのは白髪染めの負担を軽くしながら、同時に縮毛矯正もできる方法です。 その最適な方法とは、トリートメントタイプの白髪染めです。植物染料や潤い成分で構成されており、1回で染まる力は弱くなっていますが、皮膚アレルギーを起こしやすいジアミンは含まれておらず、頭皮に負担をかけることはありません。潤い成分が含まれていることから、逆に髪が健康になりハリやツヤがアップすると感じる方も多いようです。 縮毛矯正をやっている方は、天然パーマやクセが強い方だと想定でき、パーマをかける頻度も多いはずです。長くパーマを繰り返していれば、次第に髪が痩せてしまい、枝毛や切れ毛が増えることもあります。さらに白髪染めで髪や頭皮にダメージをかけてしまうと、髪の修復がかなわないほど痛みがひどくなってしまう可能性もあるでしょう。 そうならないためにも、トリートメントタイプの白髪染めが最適で、髪をケアしながら少しずつ植物染料で髪を染める方法ですから、毎日の手間もなく髪の健康を守りながら、縮毛矯正の薬剤にも対抗できる髪をつくれるといえます。トリートメントタイプの白髪染めは自分でやれるのもメリットが高く、毎月または2ヶ月に1回で縮毛矯正をかけている方は、トータルのヘアケア代を節約できます。 現在天然パーマやクセ毛などで縮毛矯正をされている方は、白髪が増えたときの対策方法も覚えておきましょう。美容院でも同時にやるのを良く思わないところは多くなっており、1週間や2週間程度期間を空けるように言われます。白髪染めと縮毛矯正を美容院で別々の日に利用するとなると、時間もお金もかかり面倒だと感じる方も多いのではないでしょうか。そんな方は自分でトリートメントタイプの白髪染めを活用することをおすすめします。
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