白髪があっても、きちんと毎日手入れされている髪なら、年齢相応で素敵と感じることができます。白髪はどうしても髪の水分や潤いが逃げて、うねりやすいことから、印象を悪くしてしまいます。白髪そのものを楽しみたい方は、毎日のヘアケアに注意しながら美髪を目指してみましょう。
白髪のブラッシング方法
白髪があってもツヤ髪にするには、毎日のブラッシングが基本となります。白髪があるからと諦めてしまうのではなく、ブラッシングで頭皮の健康をうながしきれいな白髪を育てるようにしましょう。白髪が多くてもツヤがあれば銀髪が輝いたり、真っ白な髪でも美しく見えるというものです。 正しいブラッシングの前に、頭皮や髪に良いブラシを準備しましょう。豚毛や猪毛など天然毛を使用したブラシのほうが、髪の静電気が起こりにくく、適度に頭皮を刺激してマッサージ効果も得られます。リーズナブルな商品では1,000円くらいの天然毛ブラシも売られていますから、手持ちがなければ1つ購入しておきましょう。 ブラッシングは朝と夜の1日2回行ないます。濡れた髪はキューティクルが剥がれやすく、髪のダメージにつながりやすいため、完全に乾いた髪でブラッシングをかけます。朝は髪を整えるときに、夜はシャンプー前にやると汚れが浮きやすく効果的です。 まずは毛先のもつれを丁寧にほぐしていき、それから順番に上に進んで髪全体をとかします。頭皮に辿り着いたらブラシを45度の角度で当てて、頭皮を刺激するようにします。強く擦るのは頭皮のダメージに繋がりますから、必ず優しい力加減で頭皮の皮脂を髪に移すようなイメージでブラッシングしていきます。皮脂は天然のオイルとなっており、髪全体に行き渡ることでツヤがアップし、キューティクルの乱れを整え内側にある水分の蒸発を防いでくれます。
白髪用のシャンプーの選び方
白髪用シャンプーの多くは、シャンプーしながらカラーリングも同時にできる商品が多いようですが、白髪そのものを美しくしたい方もいるでしょう。髪を染めず自然な白髪を楽しみたい方にとって悩みとなるのが、白髪が黄ばんだようになってしまうことです。銀色の白髪はその年齢の人にしか出せない美しさがありますが、白髪が変色し黄ばんでしまうと、くすんだイメージになってしまいます。 白髪用のシャンプーとは、その黄ばみを防ぎ清潔感のある銀色や白髪を保つための配合成分となっています。白髪が黄ばんでしまうのは皮脂汚れが髪に付着しているためで、汚れをすっきりと落とすことが重要です。通常のシャンプーだと髪に浸透した皮脂汚れは落とすことができず、どんどん黄ばみが蓄積されていくのがデメリットです。きれいなシルバーグレーや、真っ白な白髪を保ちたいなら、白髪専用のシャンプーを使うのが一番の対策となります。 白髪用シャンプーでは青い色素を混ぜ合わせることで、色がきれいに出るよう対策ができる商品があります。このようなシャンプーはハイブリーチしてブロンドヘアを作っている人にも活用されており、色素がキューティクルの間に入り込むことで瘦せた髪にボリュームを出す効果も得られます。このような白髪用シャンプーは「紫シャンプー」とも呼ばれ、少しずつ天然色素を入れて染める商品となっています。 白髪がほんのりとブルーに染まっている人や、きれいなシルバーグレーに保っている人は、ブルーで髪を染めているわけです。白髪はある程度量が多くなるとくすんだ黄ばみが出てきてしまうため、ブルーの植物染料がシャンプーに含まれているものを活用し、毎日少しずつ染めきれいな色を保つようにしましょう。
白髪の人必見! シャンプーの方法
健康な白髪も頭皮が健康でなければつくることはできませんから、正しいシャンプーの方法を見直しましょう。シャンプー時にマッサージもプラスすれば、血行が良くなってツヤ髪を維持しやすくなります。 シャンプー前には丁寧にブラッシングをして、毛先の絡まりから取りのぞき、頭皮に適度な刺激を与えて皮脂を浮かしやすくします。シャンプーは直接髪に付けるのではなく、必ず手のひらに一度取り、ぬるま湯でよく泡立ててから髪に乗せるようにします。シャンプーを直接頭にかけると余計な摩擦がかかりやすく、泡をつくることで刺激防止や汚れ落ちをしやすくする効果が得られます。汚れは泡で落すものだと覚えておきましょう。 頭皮全体に泡がいきわたったら、指の腹を使い前から後ろに、もみ上げから上に、頭皮全体を下から上に向かってマッサージするように洗い進めていきます。ゴシゴシ洗うのではなく、指先を少しずつずらしていくようなイメージです。濡れた頭皮は刺激により傷つきやすくなっていますから、思ったより力を入れないのがポイントです。すすぎは2~3分を目安に、十分に落すようにします。 白髪の量が多くなってきたら、そろそろ白髪のよさを生かす時期かもしれません。きれいなシルバーグレー、真っ白な白髪は、年齢を重ねた人にしかできないおしゃれです。白髪はどうしても黄ばんでしまうため、専用のシャンプーを使ったり、正しい洗い方で頭皮と髪の健康を守り、ツヤ髪を目指してみてください。
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