白髪を改善するシャンプーと白髪の原因になるシャンプー

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白髪の原因のひとつとして挙げられるのが、シャンプーの成分や仕方ということはあまり知られていません。シャンプーは毎日汚れを落とし頭皮を清潔にして、白髪に悪いコンディションを改善できると思うかもしれません。しかし、意外と間違ったシャンプーややり方で行われており、長年の蓄積で白髪になってしまうこともあるのです。

 

シャンプーの仕方が白髪を増やす

間違ったシャンプーのやり方で頭皮を傷つけ、髪が育つ土壌となる頭皮のコンディションを悪くしていることがあります。

間違った洗い方でよく見られるのが、予洗いをしっかりとやらないことです。予洗いとは洗髪前にぬるま湯を使いすすぐことで、このときにあまり時間をかけていない人が多いようです。予洗いはぬるま湯を使い頭皮と髪が十分濡れるくらい行わなければならず、時間にすると3分くらいが目安です。この段階ですすぎが足りないと、頭皮の汚れが十分浮かず、汚れ落ちに影響が出てしまいます。予洗いでシャンプー時の汚れのほとんどが落ちるといっても過言では無いくらい、シャンプーでの予洗いは一番重要です。

次に間違いとしてよく見られているのが、シャンプーを直接頭に付けてしまうやり方です。正しいやり方はシャンプーを手のひらに取り、よくあわ立ててから頭に乗せるようにします。シャンプーを直接頭にかけると全体に洗浄成分がいき渡らず、部分的にシャンプーが残りかぶれの原因にもなります。

そして洗い方もとても重要です。頭皮が痒いからといって爪を立ててゴシゴシ洗っていると、知らないうちに頭皮を傷つけ炎症を起こしているためにまた痒みが出ます。頭皮が痒いのは汚れが溜まっているのではなく、ゴシゴシ洗いすぎて炎症を起こしているからかもしれません。頭皮を洗う場合は必ず指の腹を使い、指を広げ頭皮全体をわしづかみにするようにして行いましょう。部分的に洗うのではなく、頭皮をマッサージしながら洗うイメージです。

このように白髪は洗い方を変えるだけで改善することがあると覚えておきましょう。

白髪を改善するシャンプーの成分とは

白髪の原因の多くは過酸化水素であることがわかってきています。過酸化水素で代表的なものといえばオキシドールで、髪を漂白するときにも使うあの成分です。実はこの成分が含まれているのはヘアダイだけでなく、シャンプーやトリートメントなどのヘアケア商品にも含まれていることがあるのです。

過酸化水素は若いときには体内にある酵素で除去することができますが、年齢とともに酵素の量が減ってきて、分解できなくなってきます。そうやって体内に過酸化水素が蓄積していき、髪の色素をつくるメラノサイトが減少したり消失したりしていきます。過酸化水素とは活性酸素のひとつのため、シャンプー選びをする際にはできるだけ化学的な成分が含まれていないものを選ぶ必要があります。

化学成分が含まれているシャンプーの多くは洗浄力が高く、頭皮にある皮脂を過剰に取りすぎ、バリア機能を低下させます。敏感になった頭皮はシャンプーなどの刺激で炎症が起こしやすくなり、体内に活性酸素が蓄積していきます。洗浄力の弱いシャンプーはアミノ酸系が良いのですが、それでも頭皮が弱っている方が使用すると、ダメージが回復できないこともあります。そこで注目したいのが「湯シャン」です。

湯シャンのすすめ

今まで頭皮を傷つける洗い方をしていた方や、間違ったシャンプーを使用していた方は、頭皮の角質層を育てるシャンプー方法に切り替える必要があります。それが湯シャンで、シャンプーを一切使用しない方法になります。

お湯だけで頭皮の汚れは落ちるのか疑問に持つ方が多いのではないでしょうか。シャンプーの洗い方でも紹介したとおり、予洗いの段階で頭皮の汚れの多くは落ちています。本来必要なのは予洗いであって、ここをおろそかにしてシャンプーだけで落とそうとするから、頭皮のコンディションが悪くなってしまいます。頭皮の角質層が乱れている方は、いっそのこと湯シャンのみで済ませたほうが、余分な皮脂が洗い流されず回復していきます。

頭皮の皮脂は必要性があって分泌するのであって、過剰にとりすぎると内側の水分を閉じ込めておくことができず、からからに乾いた頭皮になってしまいます。水分量が適切ではない頭皮は、当然角質層も剥がれやすくそこから侵入した細菌やシャンプーなどの成分が刺激となり炎症を起こしてしまいます。炎症を起こした頭皮は活性酸素が発生している状態のため、いくら内側から改善しようと思っても上手くいきません。

湯シャンで白髪を改善するためには、幾つかのステップがあります。

  • 天然素材のクシを使い汚れを浮かしておく
  • 35度前後のぬるま湯で丁寧にすすぐ
  • タオルドライは優しくゴシゴシこすらない
  • ドライヤーは半乾き程度までに留める

このような洗い方をしていると、悪い菌を食べてくれる良い菌が増えてくれて、お湯でしか洗っていないのに、頭皮が清潔になりフケや痒みがおさまる人も多くなっています。

まさか毎日のシャンプーの成分ややり方が、白髪の原因となっていたと気が付かない方もいるでしょう。今日から変えれば遅いことはなく、白髪の原因のひとつを取り除くことができるのです。

 

 

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