白髪ができる前に予防する成分で対策する方法があります。両親が白髪体質で、若い頃から白髪ができていた場合、白髪ができる前に対策しておけば原因を取り除くことができます。髪に良いとされる成分はたくさんありますから、白髪に良い成分を積極的に摂取して予防していきましょう。
白髪を予防する成分
白髪を予防する成分は、白髪対策のサプリメントに含まれる成分の比較でも判断することができます。使われていることが多いのが髪を黒くするメラニンをつくりだすための成分、そして抗酸化作用を得られながら活性酸素のダメージを和らげる成分、血行を良くして栄養を届けやすくする成分と、3つに分類することができます。
髪を黒くする成分
髪を黒くするにはメラノサイトを活性化させ、メラニンの材料となる成分を髪に届けなければなりません。髪に良い成分は、たんぱく質、銅などのミネラル、チロシン、ヨード、亜鉛などです。たんぱく質は髪のもととなる成分で、亜鉛はたんぱく質合成に使われます。銅はチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きに必要となり、チロシンはメラニンをつくる材料となります。ヨードは細胞の代謝に必要となる成分です。どれも欠かせない成分ですから、白髪対策にはバランスよい食事が重要となります。
抗酸化作用がある成分
老化の原因は活性酸素の発生によるものであることがわかっており、メラノサイトが衰える原因も同様です。ストレスや紫外線で活性酸素が多く発生すれば、細胞を攻撃してダメージを負ってしまいます。抗酸化作用がある成分としては、ポリフェノール、プラセンタ、コエンザイムQ10など成分があります。これらの成分は美肌やアンチエイジング目的でも使うことができ、女性や加齢に対抗する力を付けたい方にも人気があります。
血行を良くする成分
ビタミンEやイチョウ葉エキス、ヒハツエキスなど、血行を改善する成分も白髪対策となります。ストレスや運動不足、頭皮のコリなどで血行が悪くなっている人に有効な成分で、メラニンをつくる成分が頭皮に届けられやすくなります。冷え症がある方や、肩こりや首のこりを感じる方、腰痛や頭痛を感じる方にも血行を良くする成分はおすすめです。
白髪予防に適した食材
白髪予防には色素をつくる材料となる栄養素を積極的にとるようにしましょう。不規則な食事の方や、好き嫌いが多い方、外食する機会が多い方などは、髪を黒くする成分が不足していることがあります。20代でまだ白髪が増える年齢では無いのに、白髪ができやすい方は栄養が偏っているのかもしれません。白髪に良い成分はたくさんありますが、その中でもメラノサイトと関わりが高い2種類の成分に注意しましょう。
チロシン
チロシンはアミノ酸の一種で非必須アミノ酸です。乳製品に多いことでも知られており、不足するとメラニンの材料が足りなくなるため、若い方でも白髪ができることがあります。チロシンは乳製品、納豆、豆腐、バナナなどに多く含まれています。チロシンはチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きを活性させることが必要で、銅を一緒にとると効果的です。納豆や豆腐には銅も含まれており白髪対策におすすめ食材となっています。
ヨード
ヨードは海藻類に多く含まれているミネラルです。細胞の代謝に関わる栄養素で、足りないとメラノサイトの働きが低下してしまいます。昆布、ワカメ、ひじきなどの海藻類に多く含まれており、食生活で不足しやすい方はワカメの味噌汁をプラスするだけで補うことができます。外食やコンビニ食が多い方でも、海藻サラダやワカメの味噌汁は手軽に加えることができるはずです。ただしヨードは過剰摂取で甲状腺の異常が出ることがありますから、たくさん食べる必要はなくバランスよく加えることが大切です。
とはいえ白髪予防は食材だけではダメ
白髪対策は白髪対策サプリに含まれている栄養素を積極的に摂取したり、メラノサイトと関連性のある栄養素をとることで予防ができます。とはいっても、白髪の原因は栄養不足だけではありませんから、合わせて生活習慣の改善もしましょう。
たとえばストレスを溜め込む人は、自律神経を乱し頭皮の血行が悪くなります。ストレスは交感神経を優位にし、血管が収縮して血流を妨げます。これによりメラニンをつくりだす栄養が頭皮まで届けられず、きちんと白髪に良い成分をとっているようでも改善できないことがあります。ストレス解消は適度な運動を心がけたり、精神的なストレスは入浴法を活用するなど自分なりの解消法をみつけてみましょう。
喫煙習慣も白髪にはよくありません。ニコチンは血管を収縮させる働きがあり、動脈硬化の原因となることがわかっています。病気のもととなるだけでなく、血流が悪くなり髪の色素つくりに必要な栄養も届けられません。
白髪を予防したい方は、髪を黒くする成分、抗酸化成分、血行を良くする成分摂取を心がけましょう。これらの栄養をとることはもちろんのこと、血流が悪ければ届けられませんから、同時にストレス対策など血行を改善する方法も試しましょう。
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