生理のときには白髪染めを使用してはいけない? 理由は?

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女性の場合は生理のときに白髪染めを避けたほうがよいことは知っていますか?知らないで白髪染めをしたら、頭皮が痒くなったり、赤く湿疹ができた経験がある方もいるはずです。なぜ生理時には白髪染めをしてはいけないのでしょうか?

 

白髪染めを使用できない人はどんな人?

白髪染めを利用できない人は、白髪染めの成分にアレルギーを持つ方です。アレルギーのなかでもとくに注意しなければならないのが、ジアミンと呼ばれる成分に反応してしまう人です。 ジアミンとは一般的な白髪染めにも含まれる染料のことで、最近ではこの成分に強い反応が出てしまう人が増えており、世界各国でも問題となっています。ジアミンは1度ではアレルギーが起こることは少ないのですが、長年の白髪染めで回数を重ねるごとに反応が出やすいともいわれています。 最悪の場合ではアナフィラキシーショックに陥り、気道にむくみが生じて呼吸困難で死にいたることもあります。一般的な症状としては皮膚のかぶれ、ただれ、ジュクジュクした症状ですが、顔や目に付着し本人とわからないほど腫れあがる例もあります。 ジアミンとは化学染料のことで、市販されているヘアカラー・白髪染めにはほとんど含まれています。美容院で染める白髪染めでもジアミンが配合されていることがあります。とくに量が多いのが白髪染めで、白髪の場合髪に色素が無い状態から色をつけなければならず、多くの量が含まれています。 このようなことから、白髪染めで一度でもかぶれた経験を持つ方、妊娠中や生理中などホルモンバランスにより肌が敏感になりやすい方は、白髪染めを使用しないほうがよいといえます。

生理中に白髪染めをするリスク

生理中に白髪染めをしてはいけない理由は、女性ホルモンのバランスが変化し、肌が敏感になりやすいからです。 生理周期は女性ホルモンのバランスにより調節されており、生理が終わってから排卵まではエストロゲンが優位となり、排卵から次の生理まではプロゲステロンが優位になっています。エストロゲンは肌に潤いを与えハリやツヤがアップするように感じられるのですが、一方でプロゲステロンが増える時期はニキビや肌荒れなどを実感しやすくなります。女性ホルモンの量が変わるのは、排卵して妊娠に備えるためで誰でも変化が見られます。 さらに生理前のプロゲステロンは体温を上げる作用があり、この時期に白髪染めをしてしまうと、白髪染めの色の入り方にムラが出てしまう恐れが出てきます。体温の上昇は生理前まで続き、生理がくると下がりますから、肌や体温のコンディションを考えると、白髪染めに一番適しているのは、生理が終わってから排卵までです。 生理中は体温が低下しエストロゲンが上昇しはじめるため、一見すると白髪染めに適している感じがします。しかし、肌が落ち着いてきてエストロゲンの量が多くなるのは、生理後となっており、生理中はまだ肌が敏感になっている人も多く避けるのが無難です。

生理中でも白髪染めをしたい場合には

生理中の肌が敏感なときに白髪染めをどうしてもしたいなら、刺激の少ないトリートメントタイプの白髪染めを使用してみましょう。ヘナを使った白髪染めも、頭皮に影響が少なく白髪染めができるといえます。 しかし、生理中は体のだるさや腹痛、眠気など体調が悪くなる人もいますから、もっとも適しているといえるのはトリートメントタイプの白髪染めです。これならシャンプー後のトリートメントの代わりに使うことができ、放置時間が少なくヘアケアのひとつとして利用でき手間がありません。生理中はできるだけ面倒な作業を避けて、体や心を休ませたい人も多くなっていますから、時間がかからないトリートメントタイプは最適です。 生理中に白髪染めをする際には、トリートメントタイプの白髪染めを使い、普通にシャンプーをしてからトリートメントをするように白髪染めを塗布し、数分ほどで洗い流す方法なら多くの方が負担が無く続けられます。白髪染め特有のツンとしたニオイが少なくなっており、体調が悪くなりやすい生理中でも髪を染めることができます。 ヘナでももちろん頭皮への刺激が少なく、ニオイがないメリットはあるのですが、ヘナを染める時間は1時間以上など時間がかかるのがデメリットです。生理中にこれだけの時間をかけてやるのは、体調が悪くてちょっと難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。このような理由から、生理中の白髪染めはトリートメントタイプの白髪染めをおすすめします。 生理周期は一般的に28日周期となっていますから、1ヶ月に1回白髪染めをする方は生理が終わってから10日間くらいを目安に白髪染めをすればよく、2ヶ月に1回の頻度なら2回生理が終わったらところで白髪染めができるよう調節してみましょう。生理周期を考えず白髪染めをしていれば、頭皮を傷めて髪の健康を損なう恐れがありますから、スケジュール帳などを活用しながら白髪染めの日を決めましょう。

 

 

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