家庭で手軽に白髪染めに挑戦してみたい方は、白髪染めの種類について詳しく理解しておくようにしましょう。白髪染めには塗りやすさなどで種類が分かれており、初心者でも使いやすいタイプから、ベーシックで昔からあるタイプまで存在しています。それぞれで特徴が異なりますから、自分に適した白髪染め商品を選びましょう。
白髪染めの種類とメリット、デメリット
ドラッグストアなどに白髪染めを買いに行くと、たくさんの種類の商品が売られており、迷った経験を持つ方も多いでしょう。以前はクリームタイプや液体のみでしたが、最近は家庭で白髪染めをするニーズが増えており、より簡単に使えるタイプも出てきており、種類が増えています。しかし、はじめての方はどれを選んだら良いか迷うものです。それぞれのメリット、デメリットを見てみましょう。大きく分けるとヘアカラー、白髪染め、ヘアマニキュアに分けることができます。
ヘアカラー
一般的におしゃれ染めと呼ばれるもので、白髪に利用するのではなく、黒髪をブラウンなどのカラーに染めるために使われます。一度脱色剤で髪の色を抜き、染料を髪の内部まで浸透させます。白髪にも使うことはできますが、白髪染めよりも染料が少ないため色が入りにくいことがあります。メリットは明るいブラウンなどカラーが豊富なのに対し、デメリットは白髪にしっかり色を入れられないことがあります。
白髪染め
白髪に対してしっかりと色が入るよう染料が調節されており、おしゃれ染めと比べると色が濃い特徴があります。ブラックやダークブラウンなど濃いカラーが多くなっています。メリットは白髪染めとして一番染まりやすく、デメリットは明るいブラウンは少ないことです。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアとは、爪にマニキュアを乗せるのと同様に、髪の表面のみをコートして色をつける方法です。そのため白髪に使うと色がしっかり入りにくいのですが、その代わりキューティクルを開かず髪が傷みにくい特徴があります。メリットはツヤ髪をつくれることで、デメリットは白髪が染まりにくいことです。
白髪染めのタイプ
一般的に白髪染めと呼ばれるタイプでは、さらに泡タイプ、クリームタイプと種類が分かれています。染め方に違いがみられており、はじめての方でも使いやすい商品が売られています。
クリーム
クリームタイプは昔から使われているもので、1剤と2剤を使う前に混ぜ合わせ、薬剤を反応させてから髪に塗布します。付属にハケも付けられており、髪の根元を離して塗ることができます。もっとも髪に密着しやすく、美容院でも採用しているタイプです。
液体
液体タイプも昔からあるベーシックな白髪染めで、1液と2液を塗る直前に混ぜ合わせ、容器の先端がノズル状になっており、直接髪に塗布することができます。液体だと取っておくことができず、混ぜ合わせたものは使い切りとなります。
泡タイプ
最近新しく登場したタイプで、初心者でも簡単に白髪染めをしやすくした商品です。フォームのような泡を髪に塗布し、もみこむように仕上げ簡単なのが特徴です。液やクリームを別途混ぜ合わせる必要がなく、スタイリングフォームのようにワンプッシュで泡が出てきます。
トリートメント・シャンプー
トリートメントやシャンプーに染料が含まれていて、毎日使用するごとに染める方法です。毎日使うもので髪へのダメージが少ない植物染料が使われていることが多く、染める力は弱くなっています。1度では染まらず数回繰り返す必要があり、持続力がなく繰り返し使用して染めるタイプです。
刺激が少ない白髪染めは？
白髪染めのなかで髪や頭皮に刺激が少ないのが、トリートメントやシャンプーに植物染料を混ぜこんだものです。美容成分も一緒に含まれており、髪の健康を守りながら少しずつ染めることができます。しかし、植物染料が使われているだけで、100％無添加とはいえない商品もあります。
敏感肌の方や、トリートメントタイプの白髪染めでかぶれた経験を持つ方、無添加の商品で白髪染めをしたい方に適しているのが、100％ヘナでつくられたタイプです。ヘナを粉末状にしたものを水で溶いてペースト状にし、それを髪に塗布すると髪や頭皮への刺激が一番少なくなります。
ヘナはそのものがキューティクルを調えツヤがアップしたり、頭皮の皮脂や汚れを取りのぞきコンディションを整える効果が期待できます。ヘナ原産地となるインドでは、白髪染め以外には美髪対策としても活用されています。しかし、ヘナのみで白髪を染めるとオレンジ色に変わってしまい、白髪が目立ちやすい性質があります。インディゴ染料を混ぜ合わせると、ちょうど良いブラウンに変わり白髪が目立たなくなります。
自宅で利用する白髪染めといっても、種類が多く存在していますから、髪や頭皮へのダメージや、使いやすさなどから選んでみましょう。家庭で染める商品は1回あたり1,000円前後とリーズナブルなのが魅力で、いろいろと試しながら自分に最適な方法を見つけてみましょう。
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