白髪が目立つようになってきたら、いくつかの対処方法が考えられます。抜く、切る、染めるなどの対処方法がありますが、いったいどれが正解なのか迷っている方も多いのではないでしょうか？実は、白髪がどのくらいの量があるかでも正しい対処方法は変わってきますから、自分がどのタイプなのかよく考えてから適した対処方法を見つけてみるのが一番なのです。白髪が多い方、白髪が少ない方と2タイプの対処法を紹介します。
白髪の対処法とは
白髪が増えてきた場合の対処方法として、一般的なものは抜く・切る・染めるといった3種類があります。髪が育つもととなるのは地肌ですから、間違ったケア方法をすれば白髪ばかりか髪や頭皮まで傷つけてしまう恐れがあります。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
抜く
白髪が1本や2本などまだ少ない場合は、抜いて対処している方もいるでしょう。しかし、白髪を抜くと増えるという噂もあります。白髪を抜くと増えるというのは抜くことで毛根にダメージがかかり、それが周辺の毛根まで及んでしまうと考えられているからです。これに医学的な根拠はまったくなく、毛1本1本に関連するメラノサイトは独立しており、1本抜いたからといって周辺にまで影響を及ぼすとは考えられません。 白髪を抜いても増えることはありませんが、毛根を傷つけ髪が細くなったり、うねり毛が起こったりする原因になる恐れはあります。何度も抜き続ければ最終的には毛根に深刻なダメージがかかり、毛が生えてこなくなる可能性もあるでしょう。白髪はもう二度と生えてこなくていい、そんな風に考える方も少なくないとは思いますが、そのような行為を繰り返していれば部分的に脱毛してしまう可能性もあるため避けるようにしましょう。
切る
毛根へのダメージの観点から考えると、白髪は切るのが一番だといえます。毛根にダメージを与える心配がなく、毛の根元で丁寧にカットしておけば白髪が目立ちません。ただし、この方法は白髪が伸びてくればまた切らなければならず、少しだけ伸びてきたところでピンッと白髪が跳ねてよけいに目立つことも考えられます。1本や2本など少ない場合は対応できますが、量が多くなれば活用することはできなくなります。少ない場合も本人が気が付かない場所で、白髪が目立っていることも考えなければなりません。
染める
染める方法は白髪の本数が増えてきたら対処せざるをえません。白髪染めは髪全体のカラーを変える方法で、本数が多い場合や髪が長い人でも対処できます。しかし、白髪染めは伸びてきた部分をリタッチしなければならない面や、頭皮や髪にダメージがかかる恐れがあることは考慮する必要があるでしょう。髪を染めるには薬剤を使わなければならず、使い続けるうちに頭皮が傷んで白髪が増えたように感じる方もいるといわれています。一度取り入れるとなかなか止められず、白髪だけに留まらず髪や頭皮までも痛んで薄毛や髪のダメージなどが気になる方もいるのが事実です。
白髪が多い場合の対処法
白髪が多い方の場合は、抜く・切るでは対応しきれません。そのため白髪染めを利用することになります。白髪染めは美容院でやってもらう方法や、市販の白髪染め商品を購入し自分で染める方法があります。美容院では1ヶ月～2ヶ月に1度くらい、セルフケアでも同じくらいの期間でリタッチが必要となります。 毎月白髪染めをするのが面倒だと感じる方や、伸びてきた部分が目立つのを避けたい方は、毎日のシャンプーやトリートメントで白髪を染め上げる商品も売られています。シャンプーやトリートメントに植物色素成分が含まれており、毎日使うことで少しずつ染める方法です。植物色素は持続力が無いのに対し、髪や頭皮へのダメージは少なく、毎日使用しても影響は少なくなっています。白髪染めより髪が傷みにくいと感じる方もいるため、セルフケアや髪の健康にこだわるならそのような商品を活用する方法も検討してみましょう。
白髪が少ない場合の対処法
白髪が少ない場合は抜く、もしくは切るといった2つの方法が考えられます。先ほども説明したとおり、抜く方法は頭皮を傷めるためおすすめできません。1本や2本など数が少ないなら、根元から切る方法を試してみましょう。 白髪は活性酸素の影響を受けやすい箇所で増える傾向が見られており、紫外線のダメージを受ける前髪や生え際などに多く出る人もいます。このような白髪が気になっていたため、毎回1本1本と抜いていたら、ついに毛が生えなくなり額周辺のハゲが目立ってきてしまった、というトラブルもよく聞かれます。根元から切ると伸びてきたときにピンッと飛び出るのを避けたくて抜く方もいるようですが、頭皮にダメージが蓄積すれば健康な髪自体が生えなくなることもあるため注意しましょう。 生え際で白髪が目立つなら、ヘアマスカラで1日だけカバーする方法もあります。 白髪が気になってきたら少ないうちは切るのが正解です。抜けば白髪が生えてこなくなり、一見良いように思えても、10年後や20年後のことを考えると後悔する方も少なくないのです。白髪が増えてきたら白髪染めの使用が必要になってきますから、白髪が少ないうちに目立たない方法を試してみたり、食事や生活習慣の改善などで体の中から対処したりする方法も一緒に試してみましょう。
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