香りのよいシャンプーやトリートメントを選んでいても、なぜか夕方頃に気付いてみると、頭皮がにおっているような・・そんな時、まずは簡単にセルフチェックをしてみてください。指の腹で頭皮をこすって、そのにおいをかいでみます。さて、どんなにおいがしましたか。くさかったり、脂っぽいにおいがしたりしたら注意信号!もしかして、まわりにも気付かれているかもしれません。枕のにおいはどうですか。思いがけずにおっているかも。
頭皮のにおいとその原因
皮脂腺が多い頭皮は、体の部位の中でもにおいが発生しやすい場所です。頭皮がにおう原因として、以下の点が考えられます。
1.加齢臭によるノネナールの増加
皮脂から発生するにおいは、ノネナールという体臭成分によるものです。対策としては、ヘキサデセン酸という皮脂に含まれる物質を減らすことが重要となります。特に女性は40代から女性ホルモンの分泌が徐々に減少し、皮脂や発汗量が増加することでにおいの原因となります。
2.活性酸素による皮脂老化
活性酸素には、体内のウイルスを撃退する役目がありますが、増えすぎると健康な細胞まで攻撃してしまうため、老化の元凶となります。皮脂の老化によって、加齢臭が発生することになります。油が古くなるとにおうように、人間の皮脂も古くなるといやなにおいに変化します。過度の飲酒、喫煙、ストレスなども皮脂酸化の要因となります。
3.頭皮の炎症や髪の毛に付くにおい
エクリン腺、皮脂腺、アポクリン腺などが多く汗をかきやすい頭皮は、汚れがつきやすく、脂漏性湿疹などの炎症をおこすことでもにおいの原因となります。髪の毛にもいやなにおいがつきやすいので注意しましょう。お風呂上がりに生乾きの状態が続くと、雑菌が増えて頭皮や毛髪がにおう原因となります。
頭皮のにおいを防ぐ食品とは
とても気になる頭皮のにおい。まずは食生活を見直すことで、改善していきたいものです。
頭皮のにおいを防ぐ食品として、抗酸化栄養素であるビタミンC、Eが挙げられます。緑黄色野菜や、マグロ、ごま、ピーナッツ、玄米、果物など、毎日の食事に意識して摂り入れてみましょう。
昆布、芽カブ、もずくなどの海藻類には、「フコダイン」が含まれていて、においの元となる有害物質を包み込み排出する作用があることから体臭に有効とされています。
頭皮のにおいを防ぐ食品として、抗酸化栄養素であるビタミンC、Eが挙げられます。緑黄色野菜や、マグロ、ごま、ピーナッツ、玄米、果物など、毎日の食事に意識して摂り入れてみましょう。
昆布、芽カブ、もずくなどの海藻類には、「フコダイン」が含まれていて、においの元となる有害物質を包み込み排出する作用があることから体臭に有効とされています。
「赤」に注目!
皮脂の酸化を防ぐためにも、抗酸化栄養素は積極的に摂り入れてみましょう。トマトやスイカなど赤い野菜に含まれるリコピン、いくらやさけなど赤い魚介類に含まれるアスタキサンチン、赤ワインやココアに含まれるポリフェノールは抗酸化力が強くお勧めです。
加齢臭の原因となる食べ物として、肉類、揚げ物、ケーキ、チョコレート、スナック菓子などが挙げられます。どれもよく好まれるものですが、食べ過ぎないように心がけるだけでも違います。食べ過ぎてしまったときは、「赤」の食品で補いましょう。
基本は毎日の洗髪にあり
シャンプーしたばかりなのに、ドライヤーをかけていてもにおう、という経験はありませんか。シャンプーやトリートメントをよく洗い流さないと、いやなにおいの原因となってしまいます。特にリンスやトリートメント剤をあまり流さないことで髪への効果を期待する方が多いようですが、洗い流すことを前提に作られていますので、よくすすぐことが大切です。髪がしっとりとする程度にぬるま湯で洗い流してください。トリートメント剤が頭皮につかないようにすることもポイントです。また、せっかくきれいに洗った髪を拭くタオルが清潔でないと、これもにおいの原因となります。洗い上がりの髪はにおいを吸収しやすいため、特に注意が必要です。
手っ取り早くにおいをとる方法
外出先や職場で、あれ?もしかしてにおってる?と感じた時の応急措置としてお勧めしたいのが「ふき取り大作戦」です。よくある除菌シートで頭皮や毛髪をふくだけでも違いますし、できればウーロン茶や緑茶などを含ませるとさらに効果的です。悪臭成分であるノネナールは頭皮の表面にくっついているので、優しく頭皮をふくことでにおいを改善できます。
いかがでしたか。気になる頭皮のにおいはすぐにでも改善したいですよね。毎日の生活で気をつけたい点をいくつかご紹介しました。規則正しい生活や食事で体の内側からもにおいの原因を取り除き、気持ちよく過ごしましょう。
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