実はいま、20代の若年性白髪が増えています。白髪は歳をとったら出てくるもの…と気を抜いていると、ある日不意をつかれます(笑) このストレス社会において、年齢に関係なく、白髪とストレスはどんどん増えていってしまうのでしょうか。そうならないためにもまずは白髪になる原因を考えていきましょう。
黒色素=黒髪
現代の医学では、白髪の原因が「メラニン色素の不足」であるとはっきり証明されています。メラニン色素は東洋医学(漢方)では「黒色素」と言って、髪の色素になる細胞のことをいいます。これが欠乏すると白髪になるのです。
しかし、色素を補給するだけでは黒髪にはなれません。
髪の栄養は、血液
髪の毛を科学的に研究した結果、髪の成長は、頭皮の毛細血管から「毛母」という髪の根元へ、絶え間なく血液がおくられることで成り立つと明らかになりました。
この血液の流れが何らかの理由で止まったり、弱まったりすることで白髪は発生します。栄養が髪まで行き届かなくなるからですね。
血液はメラニン色素を含め、髪に必要な栄養分を運ぶ働きをしますが、血流が悪くなって正常に運べなくなると、髪は元気を失って白髪になるのです。
髪も植物も一緒
髪は植物ともよく似ています。
健康な草木は地中からたくさんの栄養素を吸い上げています。その結果、生き生きとしてしなやかな弾力を葉や枝が育ちます。反対に、その力がなくなった枯れ木はカラカラに乾燥して固くなってしまいます。
髪も黒くつややかな毛は、太さとコシがあります。白髪でも触ってみると、ピンと立ってかたくなっています。これは生きてはいるものの、枯れ果てる寸前の状態です。
ですから白髪を黒くよみがえらせるには、髪の根っこ(毛乳頭)に充分な血液を送り、たっぷりと栄養を与えることが必要なのです。もちろん、汚れたドロドロの血液では、白髪が黒くなるどころか抜け毛の原因になってしまいます。
まとめ
漢方的な解釈で言うと、白髪の原因は、黒色素の不足と血液の健康悪化による、栄養供給不足。そして、白髪の改善には血液の量と質を高めるのが良い、ということがわかりました。
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